【Pixel 7aのバッテリー膨張】背面が浮いた?修理で復活できるか検証
GoogleのPixelシリーズは、性能と価格のバランスが良く、根強い人気があります。中でもPixel 7aは、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジモデルとして話題になりました。ところが最近、このPixel 7aに関して「バッテリーが膨らんで背面パネルが浮いてきた」といった症状を耳にすることが増えてきました。
今回は、実際にバッテリーが膨張したPixel 7aを修理した事例を元に、よくある症状やGoogleの対応、そして「まだ使えるなら修理して使いたい」というニーズについてまとめてみました。交換か修理かで迷っている方の参考になれば幸いです。
背面が浮いたPixel 7a|修理依頼のきっかけ
今回ご依頼いただいたお客様は、Pixel 7aを使い始めてから約1年2ヶ月ほど経った頃、なんとなく背面が浮いていることに気づいたそうです。最初は「気のせいかな?」程度だったそうですが、数日経つと・・・あっという間に明らかに内部から押されているような形で、背面ガラスが浮いていました。
すぐにGoogleのサポートに連絡をしたところ、いくつかの確認事項を経た後に「代替機を送りますので、今の端末は自治体の指示に従って破棄してください」と案内されたそうです。返送の必要もなく、すぐに交換品が届くという対応でした。
でも、お客様はこうおっしゃいました。「中身は普通に使えるのに捨てるのはもったいない」「できれば子どもに使わせたい」と。
確かに、バッテリー以外の部分が問題なく動作しているのであれば、わざわざ廃棄するのは惜しいですよね。
バッテリーが膨張する原因って?
リチウムイオンバッテリーは使っているうちに少しずつ劣化していくものですが、条件によっては内部でガスが発生して膨張してしまうことがあります。特に以下のような状況で膨張リスクが高まります。
- 高温の場所での充電や使用
- 長期間の満充電状態
- バッテリーが劣化したまま使い続ける
- 品質にバラつきのあるセルを使用している
Pixel 7aは構造上も薄く作られているため、バッテリーが膨らむとすぐに背面パネルの浮きとして現れてしまうようです。
実際、SNSや海外フォーラムなどを見ても、Pixel 7aに限らずPixelシリーズで同様の症状が報告されているのをよく見かけます。「購入から1年でバッテリーが膨らんだ」「気づいたら背面がパカっと浮いてた」なんて声も多く見られました。
修理できる?それとも買い替え?
今回の端末も、膨らんでいたのはバッテリーだけで、その他のパーツはすべて正常でした。液晶もタッチパネルもカメラも問題なし。
ということで、当店ではバッテリーの交換をご提案。専用の工具と安全対策を施した環境で、バッテリーを慎重に取り外し、新しいバッテリーに交換。さらに背面パネルの再接着と内部クリーニングも行い、見た目も機能もバッチリな状態に復元することができました。
以下、今回の修理工程を画像とあわせてご紹介します:
● 預かり時(液晶側)
● 背面からの膨張確認
● 分解中の様子(正面)
● 分解中の様子(横から)
● 修理完了後(その1)
● 修理完了後(その2)
「これでまたしばらく使えそうだね」と、お客様にも喜んでいただけました。
Googleの対応はどうなの?
Googleのサポートは比較的丁寧で、交換品の発送も早いです。今回のように、バッテリーの膨張が確認できれば、本体返送も不要で新品(もしくはリファービッシュ品)が送られてくるケースが多いです。
ただし、この交換対応には一つ問題が。
それは、データが戻ってこないこと。
バックアップを取っていなければ、LINEの履歴やゲームの進行状況、大切な写真などもすべて失われてしまいます。「とりあえず交換してもらって安心」というわけにはいかないんですよね。
「捨ててください」と言われても…
Googleから「お住まいの自治体の指示に従って廃棄してください」と言われても、正直どうすればいいのかわからない方も多いと思います。
というのも、スマホのバッテリーって自治体によって処分方法がバラバラ。普通ゴミに出せないし、粗大ゴミでもないし、電気屋さんに持っていけばいいの?と迷うのが普通です。
さらに、まだ動くスマホを「はい、捨ててください」って言われたら、やっぱりモヤモヤしますよね。「えっ、これホントに捨てていいの?」って。
それに、廃棄方法を間違えれば大変なことになる可能性もあるんです。
実際、2024年12月には千葉県印西市内のクリーンセンターで火災が発生し、その原因が「廃棄されたリチウムイオンバッテリーによるものではないか」としてニュースにもなりました。
こうした事故を見ると、「まだ使えるスマホ、きちんと扱わなきゃマズイな…」と感じますよね。
実際、今回のお客様も「できれば直して、子どもに持たせたい」とおっしゃっていました。そういうリアルな理由のほうが、私たちの肌感覚には合っていると思います。
当店での対応内容
当店「i-Rescue119千葉印西店」では、Pixelシリーズのバッテリー膨張にも対応可能です。今回のように背面が浮いてしまっている場合でも、安全にバッテリーを取り外し、新しいバッテリーに交換いたします。
また、背面パネルの再接着や内部清掃もセットで行うため、見た目にもきれいな状態に仕上がります。
交換パーツには品質の安定したものを使用しており、修理後の動作チェックも丁寧に実施。安心してお使いいただけるよう、細部までこだわっています。
「修理できるかどうか分からないけど、ちょっと見てほしい」という軽いご相談でも大歓迎です。背面が浮いてきたかな?と思ったら、なるべく早めにご相談ください。
まとめ
Pixel 7aのバッテリー膨張は、今や珍しいトラブルではありません。症状が出た場合、Googleに連絡すれば交換品を送ってもらえることもありますが、「データが消える」「捨て方がわからない」「まだ使えるのに捨てるのは抵抗がある」と感じる方も多いはずです。
さらに、誤った廃棄は火災などの大きな事故につながる可能性もあります。印西市のように実際に火災が起きた事例もある以上、より慎重な対応が求められます。
そんな時は、修理という選択肢もぜひご検討ください。
「新品を買うほどじゃないけど、直るなら直して使いたい」
「子どもに使わせるなら十分」
そんな声に、当店はしっかりお応えします。
店舗情報
📍 i-Rescue119 千葉印西店
Google Pixel 修理対応店
☎ お問い合わせは【電話のみ】0476-37-7794
📍 千葉県印西市草深1421-110
🅿 駐車場3台完備|印西牧の原駅から徒歩25分|ジョイフル本田から徒歩2分
🕒 営業時間:不定休(お電話でご確認ください)
お知らせ:修理サービスに関するご注意
当店「i-Rescue119千葉印西店」は、一般的なiPhone修理店では提供できない特殊なサービスを提供しております。特に、スピードメーターやECUなど車両に関連する高度な電子基板修理においては、日本全国でも当店以外に対応できる店舗はほとんど存在しません。この技術力により、お客様の修理ニーズに確実にお応えできることが、当店の大きな強みです。
一方で、ほとんどのスマートフォン修理店では、こうした車両関連の修理は対応しておりません。お客様には、誤解を避けるためにも、ぜひ当店の専門技術をご活用いただければ幸いです。
他の修理店様にご迷惑をおかけしないため、事前に修理店のサービス内容をご確認いただきますよう、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。