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<JZX100 ECU修理>100系チェイサー・マークⅡ・クレスタ ECUコンデンサー

ECUコンデンサ打替

JZX100系のECU故障でお困りですか?それならば千葉県印西市の「i-Rescue119千葉印西店」にご相談ください。

 

皆様こんにちは、千葉県印西市のSwitch修理店「i-Rescue119千葉印西店」です。

暑くなったり寒くなったり体に悪い気候で毎日大変ですね。

お陰で1週間ほど前から体調不良です。(汗)

させ先日、走り屋さん達に大人気車種「100系マークⅡ」のECU修理依頼がありました。

何でiPhone・Switch修理屋が車のコンピューター修理??

まぁ皆さんそう思いますよね。(汗)

当店では、基板修理も行っていることからできる限りお客様のご要望にはお答えしようと奮闘しております。

数ヶ月前には、エアコンクリーニングで有名な【○ス○ン】様よりエアコンの基板修理をお受けしました。笑

既に何屋だか全くわからない状態なので、直ってお客様が喜んでお金を置いていってくれればお互いにありがたいわけで・・・Win-Win ですね~。

話は逸れましたが、今回の案件は私も若かリし頃2台ほど乗り継いだ超人気車種のECU修理です。

こちらの車両、100系3兄弟としてチェイサー・マークⅡ・クレスタが1996年9月に発売され多くの走り屋に愛され続けました。

途中でマイナーチェンジが行われ、前期・後期という形で市場に出回りましたが、2001年10月で100系の時代は終わりました。

今回お受けした車両の初期登録はわかりませんが、仮に1996年の初期ロットだった場合2023年現時点で26年が経過している車両となります。

まぁ26年経過していれば、正常に動いていること自体が奇跡的なことかもしれないですよね。

ECUトラブルの殆どが「電解コンデンサーの液漏れ」です。

こちらのお客様、近々車検があるとのことで事前検査を受けたところ・・・

整備士
整備士

警告灯が点滅しているので車検は通りません!!

お客様
お客様

そんな~普通に走れるのに・・・

では修理をお願いします。

整備士
整備士

警告灯が発している異常は、コンピューターの不具合によるものと思いますので

当店ではコンピューターの修理はできません。

お客様
お客様

コンピューターを交換すれば良いのでは??

整備士
整備士

残念ながら古い車なので部品が手に入りません。

リビルト品もいつ入手できるかわからない状況です。

車検も切れてしまいますし、他社様にコンピューターの修理を依頼されてはいかがですか?

お客様
お客様

わかりました。

少し探してみます。

リビルト品とは
中古車や廃車となった車から再生可能な部品を取り外して再利用する部品のことを「リビルト品」と言います。
消耗部品を交換し点検をして、検査基準をクリアしたものをリビルト品となるため、ほぼ新品に近い状態の部品になります。

まぁ確かに車の異常を知らせるための警告灯ですから、警告灯が光っていれば当然ながら車検は通るはずもないですよね。通ってしまえば何のための車検なんだかわからなくなってしまいます。

今回点灯している警告灯は「TRC OFF」と「ETCS SNOW」がチカチカと点滅を繰り返すという症状です。

この症状の多くは、ECU内の電解コンデンサー不良によるものということが、多くのチューニングショップの方や先人の方々より言い伝えられております。

この時代の電解コンデンサーですが、よーく駄目になりました。

2000年前後のパソコン上のコンデンサーも液漏れしていましたから(汗)

大概は海外製の粗悪品がほとんどでしたけど・・・

そんなことから、基板修理を行っている当店に白羽の矢が立ったというわけです。

また私自身も100系チェイサーのオーナーだったということも大きいですが。笑

案の定、電解コンデンサーが液漏れしていました。

では早速分解し基板を確認してみましょう。

上記画像が分解後の基板ですね。

電解コンデンサーが8個確認できます。

電解コンデンサーは全て一流メーカーのニチコン社製です。

これが海外製の粗悪品だったら・・・20年も持ちませんよ。。。確実に。。。

さすがは国産品ですね。

でも何だか怪しい箇所が・・・

はいこれ、逝ってます。

コンデンサーが液漏れすると、漏れた電解液により基板を腐食させてしまうのですね。

電解コンデンサー、ボロボロでした。

上段でご覧頂いた液漏れしていたコンデンサーを外してみました。

足が腐食しており勝手に取れてしまいました。(汗)

まぁ特に驚くこともなく、こんなことは電解コンデンサーでは良くあることです。

コンデンサー打ち替え完了

作業中の画像は残念ながらお見せできません。

色々と細工してあるためです。

使用しているコンデンサーですが、100系が生まれた頃には存在しなかった現代の代物です。

最近の車にも恐らくは使用されているだろうと思います。

液漏れしてしまったコンデンサーに比べて倍以上の耐久性になります。

残念ながら基板も損傷しておりました。

打ち替えが完了した時点で一旦お客様に返却し、動作確認をして頂きました。

ところが・・・警告灯はやはり消えないと・・・(汗)

基板損傷確定の瞬間でした(汗)

ICチップが殺られていなければよいのですが・・・改めてお預かりし回路をチェックさせて頂きました。

すると・・・

ありました!断線箇所!!です。

この他にももう1箇所発見しました。こちらは目視確認では全くわかりませんでした。

車のECU基板ほど大きいものであれば肉眼でも対応可能とは思いますが、当店はiPhoneやSwitchの肉眼では見えない基板修理も行う修理店のため、高価なハンダごてやマイクロスコープ(実体顕微鏡)を所有しているため比較的ラクに作業を行えます。

iPhone・Switch修理では当たり前の「バイパス手術」

当店にご来店いただいたお客様には良くお話させていただくのですが、我々基板修理を行う業者は人間界の医療技術と同じ「バイパス手術」を行います。

「バイパス手術」とは、詰まったり細くなってしまった血管に替わる新しい血管を作り直すことを言います。

この術式と同様に、機能しなくなってしまった回路とは別に新しい回路を作り直す術式を使います。

今回も断線してしまった回路とは別にバイパス回路を作成します。

詳細をお見せできず申し訳ございません。

上記画像がバイパス手術後の画像です。

銅線っぽいものが見えると思いますが、これがバイパス手術を行った新しい回路です。

マイクロスコープで撮影した画像ですが、0.3mmのジャンパー線を使用しています。

0.3mmなのでかなり太いです。

余談ですがiPhone・Switch修理で使用するジャンパー線は、0.01~0.02mmです。

なので0.3mmなんて全然太いです。笑

無事に作業完了!!

基板修理完了後、防湿・防錆・絶縁処理、振動対策を実施し全ての作業が完了しました。

その後、お客様にご返却させて頂き正常に動作している、警告ランプも消えました!!!とお喜びのお言葉を頂ました。

いや~苦労した甲斐がありました。

今回は、スロットルコントロールコンピューターの故障だったわけですが、エンジンコントロールコンピューターでも同様のトラブルが発生します。

車検を通したあと、予防交換でエンジンコントロールコンピューターのコンデンサー打ち替え作業のご依頼もお受けしました。

エンジンコントロールコンピューターのコンデンサ打ち替えも行えば、あと10年位は行けるか!?

それにしても走行距離240,000km!!

スゲ~な。さすがは、1JZですね~。

ドリフト界の平成の名車、長く乗ってもらいたいですね~。

最後に私、オジサンが若かりし頃乗っていたしていたドリフト界の平成の名車です。

今持ってたら、いくら位の価値になったんだろうか??

こんなに高騰することがわかっていたら売らずに置いておいたのに・・・。

2006年2月3日撮影なんて、とても時代を感じる1枚です。

この頃は若かった・・・まだ20代!?

とても苦労したことを思い出してしまうので・・・この辺にしておきます。

 

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